2016年 運営管理 37問目

中小企業診断士試験問題より抜粋

中小企業診断士試験問題

 

 物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア クロスドッキングとは、物流センターの荷受場で、入荷品を事前出荷通知に基づき保管するか出荷するかを識別して、出荷品を出荷場に通過させることである。

イ 店舗に対して一括物流を行うには、物流センターで在庫を持つ必要がある。

ウ 店舗の発注から店舗への納品までの期間は、一般的に、在庫を持たない物流センターを経由して納品する方が、在庫を持つ物流センターを経由して納品するよりも短い。

エ 包装は、内装と外装に大別され、前者を商業包装、後者を工業包装ともいう。

オ 保管機能とは、商品を一定の場所で、品質、数量の保持など適正に管理し、空間的懸隔と時間的懸隔を克服するものである。

 

【用語】

◆クロスドッキング・・・複数のベンダーから物流センターに納品される荷物を、迅速に仕分け、荷合わせして出荷するしくみ。

 

【選択肢】

ア・・・適切。

イ・・・物流センターに在庫を持たなくとも、通過型センターを利用して実現することも考えられる。よって不適切。

ウ・・・在庫を持つ物流センターに、発注された商品があった場合は、在庫を持たない物流センターから納品するよりも短くなる。よって不適切。

エ・・・「商業包装」と「工業包装」が逆に使われているよう思われる。よって不適切。

商業包装とは。物流用語を900用語以上収録

工業包装とは。物流用語を900用語以上収録

オ・・・説明は、保管機能のものではなく、物流全体を示していると考えられる。よって不適切。