2016年 運営管理 38問目

中小企業診断士試験問題より抜粋

中小企業診断士試験問題

 

 物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 仕分けとは、物品を品種別、送り先方面別、顧客別などに分ける作業のことであり、シングルピッキングの後に行われ、トータルピッキングの後には行われない。

イ 棚卸方法の一つである循環棚卸は、実在庫量と理論在庫量の差異を補正するために行われる。

ウ 荷主は、物流センターの運営を物流事業者に委託するとき、委託先の物流事業者が所有する物流センターを利用しなければならない。

エ ピッキングとは、保管場所から必要な物品を取り出す作業のことであり、ピッカーが保管場所まで移動しなければならない。

 

【用語】

◆シングルピッキング・・・顧客となる店舗や注文先別に商品を集荷して回るピッキング方式。(『スピードテキスト3 運営管理〈2018年版〉』より)

◆トータルピッキング・・・出荷する商品を一度にピッキングし、その後出荷先別に仕分けをする方式。(『スピードテキスト3 運営管理〈2018年版〉』より)

 

【選択肢】

ア・・・トータルピッキングのあとに、仕分けは行われる。よって不適切。

イ・・・適切。

ウ・・・「委託先の物流事業者が所有する物流センターを利用しなければならない」が不適切。

エ・・・「ピッカーが保管場所まで移動しなければならない」が不適切。自動仕分け機でのピッキングであれば、移動しなくてもよい。