2016年 企業経営理論 23問目
中小企業診断士試験問題より抜粋
労働基準法における労働時間、休憩・休日に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 使用者は、労働時間が連続8時間を超える場合においては少なくとも 1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならず、労働時間が連続12時間を超える場合には少なくとも 1時間30分の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
イ 使用者は、所定労働時間が5時間である労働者に 1時間の時間外労働を行わせたときは、少なくとも45分の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
ウ 使用者は、労働者に対して、4週間を通じ4日以上の休日を与え、その4週間の起算日を就業規則その他これに準じるものにおいて明らかにしているときには、当該労働者に、毎週 1回の休日を与えなくてもよい。
エ 労働時間に該当するか否かは、労働者の行為が使用者の指揮命令下に置かれたものと評価することができるか否かにより客観的に定まるものではなく、労働契約、就業規則、労働協約等の定めのいかんにより決定されるべきものである。
【選択肢】
ア・・・不適切。8時間を超える場合は、1時間の休憩時間・
Q7.休憩時間についてはどのような法規制がありますか。|労働政策研究・研修機構(JILPT)
イ・・・6時間以内なので、休憩を与えなくてもよい。よって不適切。
ウ・・・正しい。4週間を通じ、4日以上の休日を与えているのであれば、問題ない。
エ・・・本件、正誤が判断できなかった。
【所感】労働基準法の、労働時間や、休暇に関する基本的な数字の正しい理解が必要であり、難易度が高いと感じられた。文脈から、ウが正解を判断できるが、エが不正解の理由がわかっていない。