2016年 企業経営理論 21問目

中小企業診断士試験問題より抜粋

中小企業診断士試験問題

 

 人材のダイバーシティが組織やそのメンバーに与える影響に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア これまで社外に求められていた異質な見方を社内に取り込むことで、組織変革や新商品開発などのイノベーションが期待される。

イ 少数派の意見を強制的に反映させるアファーマティブ・アクションを通じて、格差の是正を超えた経営成果の改善がもたらされる。

ウ 他者あるいは他の集団との比較を行い、他者を自分にはない魅力を備えた存在と認識させることによって、個人の自尊心が保たれる。

エ 多様な人材の確保によって、共通の人生経験や価値観などのような類似したバックグラウンドを全く見いだせなくなり、人々の交流やコミュニケーションに好ましくない影響を与える。

【用語】 

アファーマティブ・アクションとは - 時事用語 Weblio辞書

 

【選択肢】

ア・・・正しい。

イ・・・「少数派の意見を強制的に反映させる」と「アファーマティブ・アクション」がマッチしていないと考える。

ウ・・・個人の自尊心が保たれることは、おそらく無い。

エ・・・「共通の人生経験や価値観などのような類似したバックグラウンドを全く見いだせなくなり」が不適切。

 

【所感】文脈から判断できる問題だと思う。ウが明確に間違っている理由がわからなかった。