2016年 運営管理 34問目

中小企業診断士試験問題より抜粋

中小企業診断士試験問題

 

 物流ネットワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 商品回転率が低い商品は、多くの物流拠点に分散在庫するよりも、少数の物流拠点に集中在庫する方が望ましい。

イ 複数の物流拠点を水平的に統合すると、通常、物流段階数が少なくなる。

ウ 物流活動は、販売活動を行う各営業所がそれぞれ物流拠点を設けて行わなければならない。

エ 物流拠点の数は、輸配送コスト以外に物流サービスだけを考慮すれば合理的に決定することができる。

 

 

【選択肢】

ア・・・適切。

イ・・・物流の水平統合は、「業種別・商品別に縦割りで作動していた物流を束ねること」を意味していると考える。束ねた場合、物流段階がすくなるのか、どうかは不明。明確に適切かどうか、判断できない。

 参考資料・・・「成長戦略の次なる一手に関する調査分析報告書」 

http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2015fy/000109.pdf

ウ・・・物流拠点は統合したりもできると考える。よって不適切。

エ・・・輸配送コストや物流サービス以外にも、保管コストや仕分けコストなど他の要素も考慮する必要があると考える。よって不適切。