2016年 運営管理 22問目

中小企業診断士試験問題より抜粋

中小企業診断士試験問題

 

 工場内で利用される産業用ロボットに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 運転中の作業者への危険を回避するため、労働安全衛生法の規制対象となる産業用ロボットを運転する際には、柵または囲いを必ず設けなければならない。
イ 垂直多関節型ロボットは、上下方向に部品を強く押し込んだりする作業の自動化に向いている。
ウ 水平多関節型ロボットは、多方向からの複雑な作業の自動化に向いている。
エ 労働安全衛生法の規制対象となる産業用ロボットの可動範囲内において教示等を行う作業者は、同法で定める特別教育を必ず受講しなければならない。

 

【用語】

◆垂直多関節型ロボット・・・垂直多関節ロボット - Wikipedia

◆水平多関節型ロボット・・・水平多関節ロボット - Wikipedia

産業用ロボット 用語の解説 [東芝機械]

産業用ロボットの使用等の安全基準に関する技術上の指針|安全衛生情報センター

 

【選択肢】

ア・・・「運転中の作業者」ではなく、ロボットの周囲の作業者への危険を防止することが、柵または囲いを設置するための目的と考える。よって不適切。

イ・・・「上下方向に部品を強く押し込んだりする作業の自動化に向いている」のは、水平関節型ロボットである。よって不適切。

ウ・・・垂直関節型ロボットの方が、一般的に複雑な作業を実現できる。よって不適切。

エ・・・適切。