2015年 企業経営理論 10問目
中小企業診断士試験問題より抜粋
リストラクチャリング¹事業構造の再構築¼に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア リストラクチャリングの一環として事業売却を行う場合は、対象となる事業の従業員に時間をかけて納得してもらい、ボトムアップで売却ステップを検討していくことが課題となる。
イ リストラクチャリングの一環として事業を子会社として独立させる場合は、各子会社に大幅に権限を委譲し、意思決定の迅速化を図ることが課題となる。
ウ リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、既存の取引先との取引量を増やすことを目的に、リベートや割引販売などの販売促進策を積極的に行うことが課題となる。
エ リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、業務プロセスを抜本的に見直すことによって業務を再設計し、業務の効率化を図ることが課題となる。
オ リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、従業員のモチベーションを上げていくために、ストックオプションを導入していくことが課題となる。
【選択肢】
ア・・・事業売却は、トップダウンで実施すべきと考える。よって不適切。
イ・・・適切。
ウ・・・当該選択肢は、リストラクチャリングではなく、業務改善のレベルと考える。よって不適切。
エ・・・当該選択肢は、リストラクチャリングではなく、業務改善のレベルと考える。よって不適切。
オ・・・当該選択肢は、社内の施策ではあるが、リストラクチャリングとは言えないと考える。よって不適切。