2016年 企業経営理論 33問目
中小企業診断士試験問題より抜粋
消費者の購買行動に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 精緻化見込みモデルに基づけば、人が時間や労力をかけた購買意思決定プロセスをとるのは、以下のいずれかの条件が満たされた場合である。それは、「製品やサービスの購買に対する動機づけレベルが高い場合」、「情報処理の能力を有する場合」、あるいは、「利用可能な情報に接する機会や時間がある場合」である。イ 多属性態度理論に基づけば、人は、製品が有するある属性のマイナス面を他の属性のプラス面で相殺することをしない。
ウ 特定の製品カテゴリーに対する関与が高い場合、知識が少ない人より多い人のほうが、満足の最大化を目指して、限定的な意思決定プロセスをとりやすい。
エ「見せかけのロイヤルティ」の顧客とは、対象製品やサービスに対して好ましい
態度や高い購買意向を持ちながら、購買行動に移さない人のことをいう。
【用語】
◆精緻化見込みモデル
◆関与・・・
【選択肢】
ア・・・「利用可能な情報に接する機会や時間がある場合」が不適切。
イ・・・多属性態度理論では、製品の評価は複数の評価要素(にその重要度を乗じたもの)の和であるので、マイナス面はプラス面で相殺されると考える。よって不適切。
ウ・・・適切。限定的な意思決定プロセス、がどういうものか、わからなかった。
エ・・・「見せかけのロイヤリティ」は、好んでいないが反復的に購入していること。よって、不適切。
【所感】消費者の購買行動に関する理論を理解している必要がある。難しいと感じた。