2017年 企業経営理論 18問目

中小企業診断士試験問題より抜粋

中小企業診断士試験問題

 

 働き方の多様化とともに、個人にとっての働く意味や価値を問うキャリア概念の重要性が増している。D. スーパーらによるキャリアに関する命題として、最も不適切なものはどれか。

ア キャリア発達とは、職業的自己概念を発達させていくプロセスである。

イ 職業的自己概念は、私生活の満足やパーソナリティとは独立に構成される。

ウ 職務満足は、職業的自己概念を適切に表現する場を見つける程度によって決まってくる。

エ 人の職業に対する好みや能力は、時間や経験とともに変化し、職業的自己概念として社会的に学習されていく。

オ 人はそれぞれ異なるパーソナリティを持っている一方で、職業に必要とされる能力とパーソナリティには独自のパターンがある。

 

【用語】

職業的自己概念・・・

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【選択肢】

ア・・・正しい。

イ・・・職業的自己概念(「自分はどんな仕事をしたいのか」「自分はどんな仕事ができるのか」「自分は仕事において何を大事にしたいのか」)は、私生活の満足やパーソナリティと密接に関連していると考えられる。そのため、選択肢は不適切。

ウ・・・正しい。

エ・・・正しい。

オ・・・正しい。

 

【所感】職業的自己概念という言葉が、耳慣れないが、設問が「不適切なもの」を選択する問題なので、比較的常識の範囲で回答できるように思われる。