2015年 企業経営理論 23問目

中小企業診断士試験問題より抜粋

中小企業診断士試験問題

  

 退職に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 就業規則において、「競業他社へ転職する場合は退職金を減額する」旨を定めることは違法とみなされ、その定めは常に無効となる。

イ 傷病休職中の従業員が、病状が回復せずに休職期間満了を迎えた場合、退職として扱うか解雇として扱うかは就業規則で定めることができる。

ウ 退職を申し出た従業員が、退職日までの間にまったく出勤せず、未消化の年次有給休暇をすべて取得することを希望した場合、その従業員の退職願を承認しないことができる。

エ 未曾有の経営危機に際して、説明会を経て全従業員から退職願をいったん提出させた場合、この退職願に基づいて会社は任意に従業員を退職させることができる。

 

 

【選択肢】

ア・・・退職金を減額することも可能と考えられる。よって不適切。

(33)【退職金】退職金の法的性格と競業避止|雇用関係紛争判例集|労働政策研究・研修機構(JILPT)

イ・・・適切。

ウ・・・不適切。

エ・・・不適切。